電気事故の写真

お客さまの設備を点検していたときや、緊急連絡を受けてで出動した際の写真です。こうして見ると、案外身近なところに原因があるのが分かります。様子がおかしいと感じたときはすぐにご連絡ください。


【ネズミにかじられたケーブル】

 

月次点検で分電盤を開いたら、みごとにかじられたケーブルが見つかりました。
ネズミの姿はなく、またどこかへ行ってしまったのでしょう。
損傷は被覆だけでしたので、Fケーブルの被覆を重ねてあてがい、テーピング処理で処理しました。古い設備なので分電盤の上はそのまま天井へ通じています。ケーブルが動くことはないのですが、損傷防止のため通線口の保護も必要ですね。



【構内第一柱の倒壊】

 

新築工事現場での車両による事故です。

構内を移動式バケット車(大型のユンボ)がバケットを上げたまま自走した際、構内第一柱から斜めに張られていた支線に引っ掛かかり、柱を倒した現場です。

 

この段階ではまだ高圧電気が通電したままでした。

 

このような事故現場ではむやみに触れると感電する可能性があるので、決して触ったりせず、委託先の保安管理業者へ連絡してください。



点検中の問診で「使っている器具がときどき止まることがある」と言われて調査しました。すると延長コードの先にあったコンセントが接触不良で過熱しており、焼損寸前でした。電線にも過熱跡が。コンセントを新しいものへ交換して改修しました。常にプラグがさされたままだと過熱跡も見えません。いい教訓になりました。お客さまも注意してください。



「店舗の主幹ELBが何度も切れる」という連絡で出動。根気よく探したら、ドリンク用冷ケースの内部で照明配線の傷を発見。丁度補充用ドリンクの箱が置かれている箇所で、荷物との間に電線が挟まれて損傷したようです。配線位置を変え、テーピングと角の防護措置で完了しました。



こちらも「店舗の主幹ELBが何度も切れる」という連絡で出動。グリル上の換気扇フードの中にある照明ですが、外してみたら電源ケーブルがフードのステンレスに接触し、食い込むような傷を発見。フードに開けた穴と電線貫通の穴がずれており、明らかに施工不良と判明。穴の拡大とテーピング処理で完了。



キュービクル増設工事のため停電した際、メガ値が先週の工事のときより極端に低いのが気になって巡視点検しました。すると構内柱上でバインド線が外れて腕金に乗った状態の架空電線を発見。工事に来ていた業者さんにお願いし、活線作業車で改修していただきました。数日前の猛吹雪の風で外れたのかも知れません。



「蛍光灯をLEDに交換してもらったが、点灯しないので見て欲しい」との連絡で出動。調査の結果、1か所の器具内でひねっただけの接続を発見。安定器を外した配線変更の工事ですが、施工者の手抜き工事による接触不良が原因と判明。器具内配線なので被覆付端子で接続しなおして完了。(この端子は器具内専用で、屋内配線では使用できません)